ITSURA BOOKS
「おはよう」「おかえり」
ガーゼの柔らかい質感にも似た、あたりまえの日常とそれを包み込む言葉たち
判型：A5判（148×210mm）
仕様：並製本・256ページ（カラー）
著者・文・絵・写真 … 伊藤尚美
編集・構成 … 松永大地（ポケッツ）
デザイン … ⻆谷 慶（Su-）
表紙写真 … ヨシダダイスケ
￥1,700円（+tax）
「nani IRO Textile」15周年記念に際し、「ITSURA BOOKS」の立ち上げとともに刊行されたデザイナー伊藤尚美の著書です。1年の日々を通して、創造や暮らしにまつわる事柄についてダイアリー形式でポエティックに綴ったエッセイを、自身による写真とともに構成しました。独自の美意識の源、生地となった原画、下絵など制作のプロセスを多数紹介。著者インタビューやこれまでのテキスタイルを振り返る総集編も収録しています。15年で描かれた127柄、699色！ 「nani IRO Textile」の魅力の秘密は、日常のなかにありました。
刊行物
ITSURA BOOKS
五連（いつら）とは、大和言葉より「あいうえお」の段と「あかさたな」の行が織りなすことで、
ひらがなが生まれてきたことをいう。
それは縦糸と横糸が交わり織りあがる布の姿と重なり、
テキスタイルの語源「Text-ile 言葉のような」とも繋がる。
「ITSURA BOOKS」は布にまつわる風景を言葉とともに伝えていく。
2016年 株式会社コッカより出版部門設立。
2023年 発行者を伊藤尚美とする個人の出版レーベルとして、三重県・伊賀市のスペース[朝露 Asa tsuyu]を拠点とする。
伊藤尚美 Naomi Ito
三重県伊賀市生まれ。水彩画家・テキスタイルデザイナー。自然からのエレメントに着想を得て、詩を紡ぐように描く。1994年より大阪、東京、パリを拠点に作品を発表し始める。2002年よりテキスタイルデザインにも活動の幅を広げ、「nani IRO Textile」のプロデュースをスタート。書籍の装丁、TVCM、ドラマの映像画、絵本などを手がける。内装やCI計画、言葉と水彩を使ったワークショップなども行っている。ADC賞、TDC賞、ブルノ国際グラフィックデザイン・ビエンナーレほか入選多数。近著に『ATELIER to naniIRO季節をまとう一年の服』（文化出版局）、『詩うゆび先ー伊藤尚美水彩画集』（青心社）がある。
nani IRO Textile
日本のみならず海外15か国以上で発売される大阪発のテキスタイルブランド。光や水といったものの面影をとらえた、鮮やかな配色や詩的なグラデーション、緩やかなライン、1枚絵としての構成の美しさがある、伊藤尚美の描く水彩画を用いたテキスタイルブランド。2002年スタート、「絵をのせる布」として日本におけるアーティストメイドの柄プリントによるテキスタイルの先駆的存在。ダブルガーゼへの柄プリントも話題になった。2012年には大阪にATELIER to naniIROをオープン。nani IROの生地がそろう、ショップ兼アトリエとして定期的にイベントやワークショップを行っている。2021年で20周年となり、これまでに描かれた色柄は1174種にものぼる。名前の由来は、ハワイ語で「美しい」を意味する「nani」と、色・調和の「IRO」を組み合わせたもの。
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《ITSURA BOOKS イツラブックス》
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[朝露 Asa tsuyu]内
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